366. 神戸・王子動物園でパンダが死亡 その中国への賠償金4200万円は高いか?安いか?

 2010年 9月14日掲載  2014年 5月 5日再掲


パンダの中国からのレンタル料はつがいで年間1億円、1頭あたり5000万円となる。パンダの寿命は長くて25年程度、寿命20年としても中国に多額のレンタル料が入ることになる。

通常のレンタル品であると、そのレンタル品が壊れたときには、その原因にもよるが、多くの場合には契約によりレンタル元が修理するか新しい機械に置き換える。パンダは生き物であり、中国でも個体数が少ないのでそんなわけにはいかない。

年間のレンタル料金の5000万円よりも、賠償金4200万円のほうが少ない金額であったということが、せめてもの救いか。本来であれば、期待余命×5000万円でかなり高額になると考えられるからである。

なお、今回9月9日に死んだオスの興興(Xing Xing) は1995年9月14日生まれ。 約15歳である。2002年12月9日に王子動物園に来た。


Searchina 9月13日

中国報道「パンダ死亡で賠償4200万円」=神戸・王子動物園


ジャイアント・パンダ(Wikipedia)

レンタル料も高額であり、つがい一組で年間1億円程度となるが、その資金は本種の研究費や生息地保護資金に充てられている。


パンダ貸します

動物園が中国からパンダを借り受けて飼育すると、1年に平均260万ドル(約2億9000万円)もの費用がかかる。子供が1頭生まれるとその額は300万ドルを超え、2頭だと400万ドル近くになる(パンダの妊娠の半数近くは双子)。「パンダ以外の動物なら、こんな多額の金を投じるなんてありえない」と、スミソニアン動物園の繁殖研究責任者デビッド・ウィルトは語る。




文書リストに戻る ホームに戻る