363. 太陽の活動が弱くなっている 地球温暖化説と太陽活動の低下が複雑に綱引きしている

 2010年 9月 1日掲載  2014年 5月 5日再掲


太陽黒点は11年周期でその活動を繰り返す。黒点が多く現れるときが活動期であり、本来ならばいまが活動期の真っただ中であるはずであるが、黒点の数は極めて少ない。このようなときには、太陽から地球に降り注ぐエネルギー量が減少し、寒冷化により農作物の収穫にも大きな影響が表れる。1645年から1715年の太陽黒点数が著しく減少したマウンダー極小期(Wikipedia)には、ヨーロッパ、北米大陸、その他の温帯地域において冬は著しい酷寒に震え、暦の上では夏至であっても夏らしさが訪れない年が続いた。

一昨年と昨年は、太陽黒点が多く現れるはずの活動期にあたっていたが、黒点が観測されず、科学者に寒冷期の訪れを予感させた。

少し話は主題から離れるが、太陽黒点(Wikipedia)によると、

古代の中国では、太陽に「カラス」が住んでいるとした。これは肉眼黒点と呼ばれる肉眼で見ることができる太陽表面の黒点を観察したものと思われる。肉眼黒点は、日食や日没など太陽光が減光された際に稀に見られる現象であり、大きな黒点であれば肉眼で観測できる。この黒点が観測する度に移動していることから、カラスなどの動物が住んでいると思われていた。なお、この太陽に住むカラスの話は、日本にも渡り、日本サッカー協会のシンボルにもなっている「八咫烏(やたがらす)」伝説の基にもなっている。

【8月27日 AFP】米国立大気研究センター(National Center for Atmospheric Research、NCAR)は26日、太陽からの紫外線が減少したため、地球の大気圏の層の1……
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※ その気温は08年に1996年比約30%減となる41℃も低下したという。
  難しい表現ですね。41℃が約30%ですから、通常は137℃位? 
  0℃を基準に考えるのもおかしな感じです。
  地球大気の気温はこちらを参照




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