160. 九州八代海海底に謎の丘80個 その成因はまだ謎

 2009年 6月 5日掲載  2014年 3月 2日再掲


沖縄与那国島の海中ピラミッドではないが、熊本県の八代海でも謎の海中地形が発見されたという日本経済新聞のニュース。

水深30メートルのところに、直径約50m、高さ約5mとあるので、新聞のイメージ図とは少し異なる。海上保安庁は「人為的に作られた可能性は低い」としていると。

計算すると一つの小丘の体積は円錐の体積として
(1/3)*3.14*25^2*5=3300m3
と結構大きな体積である。だが、「バージ船は2000m3から3000m3運ぶことが出来ます。」との情報がある。不法投棄も疑うべきだ。「丘は土や砂でできている」との記事の表現もこのことを示唆する。

八代海の成因は断層地帯に生じた陥没であると考えられていますとあり、浸食作用終期(老齢期)の小山を持った地形がそのまま海に沈みこんだ結果、このような小丘が海底に見られるのかもしれない。しかし、この場合、山ではなくてのっぺらぼうの丘となっているので侵食も考えにくいのでは。


日本経済新聞 6月3日




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