53. 京セラの行動原理12カ条を集約すると、経営理念、そろばん、意志、心

 2008年11月13日掲載  2014年 1月13日再掲


京セラは京都より発した成功企業である。有名な経営の原理12カ条がある。この原理を活かしきったところが京セラが成功した理由のひとつと考えられる。

活かしきるためには、文言を念仏に終わらせるのではなく、言葉を実践へとつなげる強いリーダーシップが求められたことは想像に難くない。

これを名誉会長の稲盛和夫が、その人間的魅力で推し進めたのであろう。


京セラ 経営の原点12ヵ条
     
1.事業の目的、意義を明確にする
2.具体的な目標を立てる
3.強烈な願望を心に抱く
4.誰にも負けない努力をする
5.売上を最大限に、経費を最小限に
6.値決めは経営
7.経営は強い意志で決まる
8.燃える闘魂
9.勇気を持って事に当たる
10.常に創造的な仕事を行う
11.思いやりの心で誠実に
12.常に明るく前向きに、夢と希望を抱いて素直な心で

京セラ 株式会社 名誉会長 稲盛和夫

この目標を私なりに、上位−下位概念を考慮してまとめなおしたのが次の図である。

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12ヵ条の中で5ヶ条が上位概念として選び出された。

項目1  これは経営理念である。進むべき方向性を示す。
項目5  利益を出すための絶対条件である。
項目7  この項目が一番大きな島となる。
      経営を強力に推し進めるために必要な条件である。
項目11 社員の心の持ちようである。
項目12 社員の心の持ちようである。

Wikipediaの稲盛和夫には、氏の言葉として次の項目があったので引用する。

引用の始め
人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力
能力とは、才能や知能といった「先天的な資質」を表し、熱意とは、情熱や努力する心といった「後天的な努力」を表す。考え方とは、哲学や思想、倫理観といった生きる姿勢、それらをすべて包含した「人格」を表す。本人によると、最も大事なものが考え方であり、能力と熱意は0点から100点までの点数があるのに対し、考え方は-100点から100点までが存在する、とされている。

動機善なりや、私心なかりしか
DDIを設立し、電気通信事業へ参入するにあたって、自身の動機に利己的な心、「私心」がないかと、半年間にわたり自問したときの言葉。

楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する
物事を行うときに取るべき態度を表した言葉。構想を練る段階では、そのアイデアの可能性を引き出せるように楽観的になるのがよい。具体的な計画を立てる段階では、あらゆるリスクを想定し、慎重かつ細心の注意を払って厳密にプランを練るのがよい。実行する段階では、思い切って行動するのがよい。

自燃性の人間、可燃性の人間、不燃性の人間
ここでいう燃性とは、物事に対する熱意や情熱を表す。自燃性の人間とは、自分から率先して物事に取り組み、エネルギーを周囲に分け与える人を指す。可燃性の人間とは、自燃性の人や、既に燃え上がっている可燃性の人の影響を受けて燃え上がる人を指す。不燃性の人間とは、周囲からエネルギーを与えられても燃え上がらず、むしろ周りの人から熱意や情熱を奪う人を指す。
                                 引用の終わり




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