「加古川市史に読むわがふるさと国包」(PDF版)の公開について 




国包(くにかね)の歴史 
加古川市史に読むわがふるさと国包

畑 偕夫(はた ともお)編  (2003年8月15日刊行)


 これは父が、加古川市史の発刊に触発されて、ふるさと国包に関係する情報を集め、それを編集して出来上がった本である。生まれ育ち、生活のほとんどを過ごしてきた兵庫県加古川市上荘町「国包」について、前半部分は加古川市史を引用し、後半部分は、地元の情報を収集し、まとめている。その「発刊の趣旨」および「あとがき」には次のように記している。

 発刊の趣旨

 昔から60の手習いという言葉があるが、私は齢80にしてふるさと国包(くにかね)の歴史をまとめたいとおもいたった。

 昨年の暮れに加古川市で編さんされていた「加古川市史」(全8巻)が、20年の歳月と3億7000万円の経費をかけ、ようやく完結した。この本に国包に関連する記事もたくさんでているので、この機会に取りまとめ、更に漏れている事項の資料を集めておきたいと思ったからである。

 私の祖先が、新田を開発して国包村に住みついてから、代々この地で暮らしてきた。「加古川市史」を読んで私の先代が高瀬舟を持ち加古川の舟運にかかわり、油屋の屋号のとおり油絞りをしていたことがわかった。また亀の井堰の開削にも参画していたことも知った。また明治の初めに祖父が郵便取扱役を拝命し、父・私と3代100年余にわたり国包郵便局長を勤めてきた。私にとって国包は愛着あるふるさとである。

 国包は有馬と姫路を結ぶ湯山街道の宿場町として、また内陸部と海岸部を結ぶ動脈の役割を持っていた加古川舟運の拠点であった。すなわち、東西交通と南北交通の交わる重要な位置を占め、近在近隣の中心として栄えていた。

明治・大正・昭和と時の流れにつれ、環境の変化に伴って、昔の面影をだんだんと失った。銀行は閉鎖、郵便局は厄神へ移り、小学校もなくなり、本屋・薬屋・印刷屋・醤油屋・菓子屋などの店も消え、地場産業の綿布加工業・鎌製造業は既になく、建具も斜陽化している。昔の活気を失い普通の住宅地となりつつある。

 そして老齢化・少子化が進み、若い人は村から出て行き過疎化現象が進行している。この時にあたり国包の往時のありさまを書き残し伝える必要を痛感し、私の最後の仕事としてペンを執った次第である。

 以上が本誌発刊の動機と目的である。

   平成14年(2002)1月

 

 あとがき

 発刊の動機と目的にしたがって、「はしがき」の要領で編集した。市史の執筆者が多く、先生方それぞれの文章に個性があり、その時代の特殊な言葉や専門語もある。できるだけわかり易く、自分の言葉で書くように心がけたが、不十分なところもあると思う。

 国包に係わる項目はできるだけ取りあげ、関連する箇所へ挿入したので、散漫になったきらいがある。また、私が経験したことを加えたため、自分史の色彩をおびた点ご寛容を願いたい。

 散歩の友である畑幸夫さんから、国包の昔の話をいろいろ承り大変参考になった。

 この外編集にご協力をいただいた次の方々に厚く御礼を申し上げたい。(敬称略・順不同)

 

   畑 弘文     畑 東助    
   柳川 正二郎   岸本 揚一

   畑 幸平     鈴木 信三
   鈴木 みさを   滝川 吉則

 娘がパソコンを打ち、これを息子が整理編集してヤット出来あがった。

         平成15年(2003)6月




畑 偕夫





 この本の発刊から10年余を経てすでに在庫がなくなった。そこで、本書をWeb上に掲載し、この本を求める声に応えることとした。コンピュータではこのPDFの縦書き文書は画面に納まりきれず縦方向がはみ出し、これを納めると文字が小さくて読みづらくなる。さらに、検索機能なしでは目的の場所に到達するのに時間を要するなどの不便が生じることがわかった。

  そこで、発刊から10年のこの機に、縦書き文書を横書き文書に変換するとともに、リンク機能も充実させることにした。これにより、目次から求める場所に瞬時に移動できるようになり、さらに、外部リンクを用いて本書の内容を補足することも可能となる。



 次の3つのファイルを公開いたします。少しでも郷土・国包の理解を深める参考となれば幸いです。
 リンクの使い方についてはこちらを参照ください。


  横書き版(PDF、A4版、155ページ、リンク機能付き、16Mbite)

   縦書き版(PDF、B5版、293ページ、リンク機能なし、17Mbite)

   図表一覧(HTML版、リンク機能付き)





加古川市史に読むわがふるさと国包
 加古川図書館に2冊あります。
 ただし、2冊とも貸出禁止となっています。


加古川市史
 図書館でご覧になれます。また、加古川市役所や加古川総合文化センター博物館、市民センターで購入できます。加古川市史の内容および購入にあたっては、加古川市総務部総務課より案内されています。





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