287. 4800年前の「ノアの箱舟」見つかる? その確からしさは99.9%以上と発見者の弁

 2010年 5月 1日掲載  2014年 4月28日再掲


ノアの箱舟は旧約聖書の壮大なドラマの一こまである。現在の人類は、神に選ばれて生き延びたノアの子孫ということになる。この出来事が約4800年前に起こったものとするならば、それから民族・人種に分かれながら人類は広く世界へ広がっていったことになる。産めよ、増えよ、地に満てよをまさに地で行ったことになる。バベルの塔の物語(ノアの箱舟の直後の出来事?)といい、旧約聖書は多くの民族の出現を予期していたようにも思われる。

さて、旧約聖書の記事をつなぎ合わせていくと、神が世界を創造したのは紀元前4004年であることは前のブログで記した。世界の、そして人類の歴史は約6000年。この6000年のかなり初期に神の怒りが享楽に浸る人類の大部分を滅ぼしたことになる。

アララト山がトルコに位置するというのは興味深い。旧約聖書の世界がトルコにまで及んでいたということであろうか? そして、その言い伝えを信じてシュリーマンのごとくに探索した、キリスト教国ではないトルコと中国の探検家の情熱に感動を覚える。日本でも昔々、雪男探検隊(東京大学学術調査隊、1959年)をヒマラヤに遣ったことはあるが、今回の探検(探求)はこれよりは格段に学術的意味合いが強いものである。

さて、以前の調査の様子がこのページに記されている(衛星写真と発掘の様子あり)。またWikipediaには今までの探索の歴史が記されていて、その箱舟の姿が衛星写真でもとらえられているとある。人類のロマンと好奇心は尽きることが無い。




【4月29日 AFP】旧約聖書に登場する「ノアの方舟(はこぶね、Noah's Ark)」を探す中国とトルコの探検家チームが26日、方舟が漂着したといわれるトルコのアララト(Ararat)山の山頂付近で……
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