A07  エンジニアリングデザイン



努力目標

  理解する




技術士試験の問題からは必要最小限の引用にとどめる。(問題)が記されている部分はその引用である。

問題および解答は日本技術士会のホームページより必要に応じて入手してください。

  技術士第一次試験の問題    



問題番号が赤字のものは、ボーナス問題

H28年 T−1−6 



H28年 T−1−6

H28年度問題 

正答: @ 

(解答)

エンジニアリングデザインは調和することによって成立する。

「エンジニアリングデザインは複雑をもって最善とする。」は誤り。
単純化できるに越したことはない。分かり易いし、メンテナンスも楽になる。

システムが困難化、巨大化するときは分割する。

「各機能の独立性が低いほど、良いシステムである。」は誤り。
機能をコンポーネントに分けると、デザインがし易くなり、全体として高いパフォーマンスが得られることが多い。
上の「システムが困難化、巨大化するときは分割する。」と矛盾している。

システムには、概ねばらつきがある。


常識的に判断できる問題です。
有機的に調和し、補完しあい、しかも簡単で実効性があるシステムを設計することです。


(参考)

この定義を参考資料で示すと話が分かりにくくなりますが、あくまでも参考と受け取ってください。


教育の質保証とエンジニアリング・デザイン教育について(JABEEのホームページ)より抜粋

ワシントン協定におけるエンジニアリングデザインの定義

エンジニアリングデザインとは

 数学、基礎科学、エンジニアリング・サイエンス(数学と基礎科学の上に築かれた応用のための科学とテクノジーの知識体系)および人文社会科学等の学習成果を集約し、

・ 経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性などの現実的な条件の範囲内で、

・ ニーズに合ったシステム、エレメント(コンポーネント)、方法を開発する

創造的、反復的で、オープンエンドプロセスである。




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