392. 愛犬の性格診断ができるシステムC-bauq誕生 バウリンガルと合わせて使えば気心の通じた親友に?

 2010年10月30日掲載  2014年 5月 5日再掲


少し前に犬の言葉を翻訳するバウリンガルや、猫の言葉を翻訳するニャウリンガルが発売されて話題となった。バウリンガルに至っては、イグノーベル賞も受賞した。

今回の記事は、犬の性格診断ができるソフトの紹介である。犬を飼っていらっしゃる方はすでに自分の愛犬の性格を十分に理解されているとは思うが、その性格は千差万別である。その性格が千差万別であり、飼い主の言うことの多くは聞くが、たまにヘソを曲げるから飼い主としてもそこに人間性を感じ、愛犬をお友達、あるいは家族として処遇することになる。飼い主の言うことを100%聞き入れる愛犬を飼い主は望むとは考えられるが、このような忠実な犬であれば、これは絶対服従の召使であり、家族とは言い難い存在になる。

さて、家族として迎え入れるにはどのような犬がふさわしいか。それは、飼い主の考え方にもよる。飼い主としてはこんな犬をと思って、ペットショップに足を運ぶことになる。そして、ほんのわずかな時間で、長ければ20年も友人として付き合う「友」を決定することになる。

20年間にこの愛犬にかかる費用は相当なものである。また、気に入らなかったからと言って途中で飼育放棄するわけにもゆかない。最初に求めるべき愛犬の性格が指定でき、そしてペットショップも犬の性格をあらかじめ把握していると、このミスマッチの起こる確率を大きく下げることができる。

この新聞記事で紹介されているシステムは、愛犬入手を望む飼い主にとっても、また、購入される犬にとっても、これからの長期にわたる生活の安定を保証するためのシステムとなり得る、なかなか面白いシステムである。ただ、欲を言わせていただければ、飼い主の性格も千差万別であるから、飼い主の性格診断の結果と、犬の性格診断の結果を突き合わせて、ペットショップが顧客に犬を薦めるシステムとなればなお素晴らしい。

猫に関しては、犬以上に性格の広がりが大きいと思われる。人になつきやすいもの、なつきにくいもの、攻撃性のあるなし、等々。人の意を介さないところ(利己的なところ)に猫の魅力があるといってしまえばそれまでだが、猫の性格診断は犬以上に必要性があると考えられる。



Asahi.com 10月28日

犬の性格をネットで診断 米発のシステム、麻布大が改良

 飼い犬の行動を入力して性格を診断する米国生まれのシステムを、麻布大(神奈川県相模原市)が日本向けに改良してネットで公開している。気性の荒さなどが犬全体や犬種全体の中でどれくらい際だっているのかがわかる。行動に問題があれば、診断をもとに専門機関から原因や対処法について助言を受けられる。

 このシステムは米ペンシルベニア大が開発した「C―barq」。日本版は麻布大伴侶動物学研究室の菊水健史教授らがつくった。計1万匹分の情報をもとに、飼い犬の性格を統計学的に分析する。

 利用者はウェブサイトに登録し、「家の庭先、出かける前」「道を散歩」「公園に到着」「動物病院」「家でくつろぐ」など10の場面での計80の設問について、飼い犬の行動を入力する。

 たとえば「郵便配達や宅配の人が、あなたの家に近づく時」に「ほえる」「うなる」「歯をむき出す」ことがあるかどうかを、「ときどき」「しばしば」「たいてい」といった頻度で回答。さらに「パクッとかみつく」「かむ」「かもうとする」行動があるかどうかも答える。

 それらから「見知らぬ人への攻撃」「飼い主への攻撃」「見知らぬ人への恐怖」「物音や影などに対する恐怖」など13の行動の特徴を、「平均的」「少し高め」「かなり高め」などと診断する。

 犬のしつけや再教育はこれまでトレーナーや獣医師の経験に基づいていたが、C―barqは犬全体と比較する客観的な物差しとなる。菊水さんは「初めて飼う人は経験がないから、犬が少しほえただけでも『異常だ』と不安になるかもしれないが、C―barqで『平均的な行動』と知ることができる」という。

 定期的に診断すれば、攻撃性が突然増したときには「痛みが原因では」などと推測し、病気の発見につながることもあるという。1万匹の犬全体の中での比較ができる簡易解析は無料。犬種を限定した詳細解析は300円(10月31日までは無料)。詳細はhttp://cbarq.inutokurasu.jp/(携帯はhttp://cbarq.inutokurasu.jp/m/)で。




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