356. 国内外でミツバチが大量失踪している原因が突き止められるかもしれない!??

 2010年 8月28日掲載  2014年 5月 5日再掲


昨年からミツバチの大量失踪が問題となり、ニュースでも取り上げられてきた。いろいろな原因は考えられたが、結局はよくわからないままに今にいたっている。

このたび、兵庫県立大学で買っているミツバチが大量失踪し、その原因として近くの田んぼで広く使われているネオニコチノイド系農薬がその原因ではないかと考えられた。


ネオニコチノイド(Wikipedia)には、すでに次の記載がある。また、ネオニコチノイドとミツバチでand検索すれば、多くの記事が出てくるので、この記事が神戸新聞の一面で取り上げられたのは、世の中の動きからして周回遅れのような気もするが。



神経系の伝達物質アセチルコリンの受容体に代わりに結合し、アセチルコリンによる情報伝達を阻害する。 ミツバチの大量失踪(蜂群崩壊症候群)の原因の一つといわれ、フランスでは最高裁判所で使用禁止となっている。


Neonicotinoid(Wikipedia)
Environmental impact
There is controversy over the role of neonicotinoids in relation to pesticide toxicity to bees and imidacloprid effects on bee population. Neonicotinoid use has been strictly limited in France since the 1990s, when neonicotinoids were implicated in a mass die-off of the bee population.(フランスではミツバチの大量死により、その使用が1990年代から厳格に制限されている)



さて、兵庫県立大学と神戸大学の研究チームはこの確証をつかむことができるか? 神経毒であるので、犯人である可能性は十分にあるが。そして、それが犯人であったとして、フランスのように、日本においても全国で使用禁止の措置をとることができるかが次の問題である。有用な農薬であるだけに、当事者間で利害が対立することは間違いがない。


※ネオニコチノイド系農薬
 昆虫の神経系統に作用して殺虫効果を示す。
 イネや果樹などの害虫、シロアリの駆除などに広く使われている。
 2008年の出荷量は1万8632トン(農薬全体に占める割合は約7%)



神戸新聞(兵庫県) 8月28日 抜粋

ミツバチ失踪原因 農薬の影響に県内養蜂家ら注目 

ネオニコチノイド系農薬がハチの行動に及ぼす影響を調査する。

 国内外でミツバチが大量に姿を消す原因は何なのか‐。日本でも2009年に花粉交配用のミツバチが不足し、イチゴやメロンなどの栽培農家が窮地に立たされたが、原因は今もはっきりしない。兵庫県立大と神戸大が取り組むネオニコチノイド系農薬の実証実験。結果は“ハチ不足”の対策につながるのか、養蜂(ようほう)家らの注目を集めている。

 県内の養蜂家約50戸が加入する県養蜂振興会は「県内の会員からは失踪(しっそう)や大量死の報告はない。ただ、ミツバチの増え方が鈍っているのは確か」とする。

 兵庫県立大の大谷剛教授が同農薬を疑うようになったのは08年8月。三田市の「県立人と自然の博物館」で飼育していた8群のうち、1群約1万5千匹が、わずか2週間でほとんど姿を消した。研究用にミツバチを飼育して約40年。初めての経験だった。



2009年5月11日文書


ニホンミツバチの逃亡現場に遭遇 その数は数万?匹

兵庫県・播磨平野の一角での出来事です。おびただしい数のニホンミツバチの群れと遭遇いたしました。初夏の出来事として記録にとどめます。

時刻は12時過ぎ、建物が平行に並んでいるその間の空間を、白っぽい色のニホンミツバチが埋めました。建物の間隔は約20メートル。その間隔に約30メートルの長さで、そして高さは4階くらいまでですので約10メートル強。ざっと数万匹といったところでしょうか。

巣箱1つあたりに何匹のミツバチがいるかは知りませんが、一つの巣箱から逃亡したものでしょう。この光景は、残念ながら写真に収めることはできませんでした。写真に収めても、隣の建物の色が白色ですので、なにかしら白くかすんでいるようにしか映らなかったとは思います。

さて、このミツバチ。私が白い服を着ていたためもあるのか、何匹かはぶつかってきましたが攻撃してくることはありませんでした。約20分間塊となって飛びまわり、その塊を保持したまま東の方向に移動して行きました。

今年は巣箱からミツバチが逃亡することが大きな問題となっています。ミツバチがいなくなると果実や野菜の受粉ができなくなります。ミツバチが巣箱から消える原因は分かっていないようですが、盗難ではないとのことです。引用させていただいたブログのように、気象異常が関係しているのかもしれません。全国的な暑さと同様に、播磨平野も昨日と本日は大変に暑い日でした。

逃亡(神経質なニホンミツバチは逃げます)
引用開始
 ニホンミツバチは、環境条件が悪化すると、今まで住んでいた場所を離れ新しい場所に住みかを替えること(逃亡)が知られています。
 夏、巣が高温になる、貯蜜量が少なくなる、巣虫が発生する、スズメバチの襲撃を受ける、巣が破壊されるなどが逃亡の原因になります。いずれの場合もハチは一度外に出て分蜂時と同様蜂球を作ります。女王バチが群れに含まれていると、蜂球はたいへん静かです。そして分蜂時と同様に探索バチが新しく巣を作る場所を探し出し、全員がその場所に飛び立ちます。
 '98年甲子園球場にミツバチの群れが出現したと報道されました。あの群れもどこからか逃亡してきたと思われます。
                                                                                                    引用終了



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