329. ニューカレドニア・バヌアツをマグニチュード7.6の地震が襲う 相次ぐ地震に幸福度指数も低下か

 2010年 5月28日掲載  2014年 5月 5日再掲


2007年に世界で幸福度指数が一番高いとされたバヌアツ共和国は火山列島です。外務省の海外安全情報では次のようになっています。


(2)バヌアツは火山帯にあるため地震多発地域であり、ここ最近でも多くの大型地震も発生しています。過去の発生例は以下のとおりです。

1999年、ペンテコスト島でマグニチュード7.1の地震が発生し、津波の被害で多数の死傷者が出ました。
2002年1月、死者は出ませんでしたが、海底地震が発生して首都ポートビラとエファテ島北部を結ぶ大橋が破損しました。
2007年8月には、サント島近海を震源とするマグニチュード7.2の地震が発生し、場所によっては建物に亀裂が入る状態となりました。
2008年4月にはタンナ島近海を震源とするマグニチュード7.3の地震が発生しました。特に大きな被害はありませんでしたが、同月内に震源をほぼ同じくしたマグニチュード6.4の地震も発生しました。
 バヌアツは地震多発地帯ですので、揺れを感じた場合は、速やかな地震情報の入手に努めるとともに、同情報を入手した際には、津波の危険性もあることから、海岸付近には近寄らないこと、海岸付近居住者は高台に避難すること、落ち着いて行動しラジオ等から最新の情報収集に努めることが大切です。

(3)バヌアツは、南太平洋地域でも有数の火山列島となっており、これまでも各地で噴火が発生しています。最近の例では、2006年5月にウルベア島のロペビ山の活動が急激に活発化したため、同島への渡航を控えるよう勧告されています。この他、現在は小康状態になっていますが、2005年末にはアンバエ島のマナロ山も噴火しており、また、1995年にタンナ島のヤスール山が噴火した際には、日本人旅行者と現地ガイドが火山弾に遭い死亡する事故も発生していますので、これらの島々に渡航する予定の方は十分に注意し、事前に最新の情報を収集してください。


そして、本日日本時間の2時15分にマグニチュード7.6の大きな地震が発生し、津波の可能性もあるそうです。幸福度指数が高い島も 地震に、そしてサイクロンやマラリアなそ(前記海外安全情報サイト)にと、多くの災害に見舞われているようです。

バヌアツの位置はこちら


これだけ災害が続くと幸福度指数は低下したようです。2009年の順位表にはにはバヌアツは見当たりません。


やはり、安全欲求が満たされての幸せということなのかもしれません。
そして、観光客などが増え、所得格差が生じ、そしてその格差を認識することにより、幸不幸を感じ始めたためであるかもしれません。


気象庁地震情報

地震情報(震源・震度に関する情報)
平成22年5月28日2時43分 気象庁発表
きょう28日02時15分ころ地震がありました。
震源地は、南太平洋(南緯13.7度、東経166.5度)で、地震の規模
(マグニチュード)は7.6と推定されます。
日本への津波の有無については現在調査中です。
詳しい震源の位置はバヌアツ諸島です。
太平洋で津波発生の可能性があります。
気象庁では28日2時35分に北西太平洋津波情報を発表しています。
震源は太平洋津波警報センター(PTWC)による。
情報第1号




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