293. 敬虔なキリスト教信者でも二の足を踏み、触れることのできなくなってしまったヨルダン河のキリスト洗礼の水

 2010年 5月 4日掲載  2014年 4月28日再掲


キリストが洗礼を受けたとされるヨルダン川。熱心な信徒は巡礼団に参加してこの地をおとずれる。そして、感激のあまりこの水にわが身を浸し、在りし日のキリストを思い浮かべ、我とわが身を清めるのであった。・・・というストーリーが普通ですが、事情は少し違うようです。

いまや国際河川であるヨルダン川はその水量がはなはだしく減少し、もはや水質は下水以下となってしまっているようです。さすがに敬虔な信者といえどもこの水に入る勇気はないようです。記事には5000人中0人、すべての信者がパスしたようです。

インドではインダス川で身を清めています。日本人から見るとなんと汚れた水と思うのですが、信仰への思いが勝る結果でしょう。日本では、阪神が優勝するとケンタッキーフライドチキンのお父さんだけでなく、ファンが道頓堀川へ飛び込みます。こちらは興奮のあまりの集団行動と考えてもよいのではないでしょうか。

記事には幻想的なヨルダン河の写真が示されています。現地に行かず、あこがれでとどめておいた方がよいようです。


【5月13日 AFP】イスラエルを訪問しているカトリック教徒巡礼者らは、ヨルダン(Jordan)川で洗礼を受ける際に、神の意図とはかけはなれた経験をするかもしれない。環境保護団体Zalulは12日、ヨ……
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