246. 勤めてはいけないブラック企業! そのブラック度を判定するのはあなた自身の力!

 2010年 1月23日掲載  2014年 4月19日再掲


世に「ブラック企業」なる言葉がある。これは、社員の能力や労力を食い物にし、食い散らかして、企業そのものや、あるいは経営者自身が私腹を肥やすことにまい進している企業である。このような会社に勤めてしまった社員には将来はなく、ただただ退職という選択肢しか残っていないようである。

まず、ぶらっく企業の定義はWikipediaに詳細に記されている。


ブラック企業(Wikipediaより) そのごく一部を引用

ブラック企業(ブラックきぎょう)またはブラック会社(ブラックがいしゃ)とは、従業員に労働法やその他の法令に抵触しまたはその可能性がある条件での労働を強いたり、関係諸法に抵触する可能性がある営業行為を従業員に強いたりする、若しくは賃金や福利厚生等に対して見合わない異常に過大な身体的、精神的、金銭的、本来の業務とは無関係な非合理的負担を与える労働を従業員に強いる体質を持つ企業(学校法人、社会福祉法人、官公庁や公営企業、医療機関なども含む)のことをさすインターネットスラングである[1]が、現在では著書「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」が映画化されたこともあり、インターネットスラングから一般的な言葉になりつつある。

ブラック企業への入社は、一般企業に比べ比較的容易である。労働集約的な企業が多く、多くの人手を必要としている。また離職率が高いので、常に新人を募集し続けており、内定も早い。しかし入社後には厳しいノルマや長時間労働、人のやりたがらない・割に合わない仕事、理不尽な仕打ちが待ち、心身ともに疲弊し破綻をきたし、退職に追い込まれる。また経歴が汚れる為、その後の転職活動も不利になる。ブラック企業は人材を大量浪費し、食い潰す事によってのみ成り立つ、技能系のブルーカラーで言う本来の3Kと言う概念を超え、ホワイトカラー版3K職場とも言える事態ともなっている。

この様な企業体質は、社会問題・民事訴訟・労災申請・刑事訴訟(侮辱罪、暴行罪、傷害罪、背任罪)などの形で表面化することもある。例えば合理的理由の無いリストラや名ばかり管理職、パワーハラスメント、偽装請負、過労死[2]、保険年金逃れ、派遣切り、不当労働行為、遺族による労災認定訴訟などがある。労働問題以外に、コーポレートガバナンス(企業統治)やコンプライアンス(法令遵守)、 CSR(Corporate Social Responsibility 企業の社会的責任の遂行)にまつわる諸問題が取り沙汰される場合もあり、一般企業と比べ、コンプライアンスの無視が常態化している事が多い。


ブラック企業.com 

このサイトは、設問に答えることにより就職先あるいは就職希望先のブラック度を判定するものです。

つぎの設問がなされます。選択肢は「はい」か「いいえ」です。


1.現在勤めている会社

勤務先の企業名を入力して下さい(結果の表示に使用します) 

Q1.ワンマン経営な会社である
Q2.社員の平均年齢が25歳前後である
Q3.洗脳まがいの研修が行われる
Q4.社員の行動が徹底して監視されている
Q5.パワハラ、セクハラは日常茶飯事である

Q6.念書や承諾書をやたら書かされる
Q7.タイムカードがない。またはあるが、形骸化している
Q8.業務に必要な物を自腹で買わされる
Q9.同僚が過労死または自殺した
Q10.労働条件の変更が口頭で行われる

Q11.給料の全部又は一部が現物支給にされた
Q12.各種保険(雇用・厚生年金)をかけない
Q13.月収○万以上可という求人情報を出している/いた
Q14.過労で倒れたことがある
Q15.正社員ではなく個人事業主として業務契約させられた

Q16.会社紹介のパンフレットと実情にギャップを感じる
Q17.現実的に達成不能なノルマを押しつけられる
Q18.終業時間が守られていない
Q19.通勤交通費が支給されない
Q20.ことあるごとに解雇をちらつかせる

Q21.社内で違法行為が行われている
Q22.脱税をしている、または申告漏れが発覚した
Q23.世間的に後ろめたい商売をやっている企業である
Q24.新人を研修させず、OJTとしてすぐに現場に投入する
Q25.勤務中休憩があまり取れない。もしくはない。


2.就職希望先
志望先の企業名を入力して下さい(結果の表示に使用します) 

Q1.求人欄や企業からのメールに担当者の名前がない。
Q2.社員の平均年齢が25歳前後である
Q3.説明会などで社員が漢字の読みを何度も間違えていた
Q4.年中求人が出ている
Q5.社名がよくわからないアルファベットの略語である

Q6.成果主義を強調する
Q7.先物、派遣、サラ金、飲食、零細IT、下流SE、パチンコ、に関連する企業である
Q8.試用期間が3ヶ月以上である
Q9.会社紹介で"夢"、"熱意"、"やる気"などの語が多用されている
Q10.全体の社員数に対し求人人数が多い

Q11.年間昇給回数、賞与回数が多い
Q12.年間休日が120日以下である
Q13.月収○万以上可という求人情報を出している/いた
Q14.経営者が崇拝されている
Q15.入社の決定を焦らせる

Q16.会社紹介のパンフレットと実情にギャップを感じる
Q17.人事担当に社員数を聞いても即答できなかった
Q18.年収240万円以下になりそうだ
Q19.通勤交通費が支給されない
Q20.カタカナ名の部署や役職が多い

Q21.過去に社員による犯罪があった
Q22.業界用語を使う、業界人ぶった社員が多い
Q23.大手との取引を強調している
Q24.研修がなくOJTが強調されている
Q25.休憩時間が1時間未満である


この設問に答えて得られたブラック度判定結果はこちらに表示されています。

ここ6カ月を見ても実に多くの企業の判定結果があります。その中で真っ黒、すなわちブラック度100%の企業には次のものがありますが、この中にはどのようにブラックであるかが判定できないものが多くあります。社員や第2者が上記アンケートに悪意で回答するとkブラック度は100%となりますので、ここに記された結果が事実であるかどうかは、やはり自分の目で確かめてみる必要があります。

ここ6カ月でブラック度100%と判定された会社

 黒井システム株式会社   映画「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない
                  で設定された会社です
 株式会社KSK         同名の会社が複数社あり、での会社であるかの判定ができない
 エス・アイ・シー株式会社   同名の会社が複数社あり、での会社であるかの判定ができない
 Xarts株式会社         IT企業。会社ナビ等で総合判断ください
 株式会社アイキサタ     ホームページなくその他の情報も取りにくい
 イカリ消毒熱海株式会社   ホームページなくその他の情報も取りにくい


以上、ブラック企業について記しましたが、結局はその会社がブラックであるか、ホワイトであるか、あるいはその中間でどの程度にグレーであるかを自己責任で判定しなけれなならないでしょう。

最近、Twitterが流行っていますが、従来から知られた悪名高き??2ch(2チャンネル)はツイッターの総合版です。企業名に「ブラック」をキーワードとして加えて検索すると、その企業がブラックに近い場合には2chがヒットし、なぜその企業がブラックであるかを知ることができる場合があります。


事実、私が話を聞いてブラックであると感じた企業を検索してみますと、次のような記載が2chより得られます。この会社名でスレッドも立っています。いろいろな書き込みがありましたが、その一部です。

   営業リストラ  休業者放置で退職勧奨 今年も退職勧奨をやっていますか?
   名を変え品を変えようやるわ。


以上、本日はあまり快い話題ではありませんでしたが、企業が超買い手市場の今、人生の大きな部分を占める就職先は慎重に選ばなければいけないようです。


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