210. 日本3大疏水のひとつ、逆サイホン橋 約120年前に地元住民の力で完成の当時としては最新式農業用水路

 2010年 1月 3日掲載  2014年 4月15日再掲


兵庫県三木市に御坂サイホンと呼ばれる農業用の水路があります。その仕組みと、位置は次のURLに詳しく示されていますので参照ください。

近くには、加古川水系に創られた呑吐(どんど)ダムや、阪神大震災の後に創られた兵庫県立広域防災センター・E−ディフェンス(実大三次元震動破壊実験施設)があります。あの、実物大の建物を画題の上で揺らして地震の影響を調べている施設です。

いまは、ひっそりと田舎の風景に溶け込み、その知名度は低いようですが、1888年から4年間をかけて地元住民が完成させた、日本3大疏水の一つに数えられる、当時としては画期的な工法を用いた疏水です。

サイホンといえば小学校で習ったように、ホースを使ってバケツから水を外に出す実験を思い出しますが、本サイホンは正式には逆サイホンといえばよいのでしょうか。三木の山と谷が織りなす起伏の激しい地形に、その起伏に直角に水を流そうとした試みです。

北側から水を押し込み、南側に流しています。サイホンの一番底部にはごみや泥が溜まるので、抜き取り口があるかと思いましたが、見つけるには至っていません。もし、一番下の写真の通潤橋に示したような、水の抜き取りが定期的に行われれば、兵庫県の名所の一つになることは請負です。下を流れる川は志染川といい、川が大地を深くえぐっています。めがね橋から川面までの高さは結構ありますので、もし放水が行われれば、迫力は満点でしょう。









御坂サイホン関連のブログ

志染(しじみ)町 御坂(みさか)のサイホン橋

東播(とうばん)用水淡河(おうご)幹線水路




参考

東播用水の開発の背景と歴史

http://azaleapines.blog.ocn.ne.jp/hirokazu/2009/12/post_b27f.html

http://suido-ishizue.jp/kokuei/kinki/hyogo/touban/0104.html

http://suido-ishizue.jp/kokuei/kinki/hyogo/touban/0105.html


東播用水経路図

http://azaleapines.blog.ocn.ne.jp/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2009/12/26/c9249f3d_2.jpg




今回撮影の写真












導水管は南へ、眼鏡橋から南部の大地を目指しての駆け上がり




南のサイホン終点から北を眺めたところ、はるか向こうに駆け下がり導水管が見える




駆け下がり導水管を斜め横から見た





熊本県矢部町の通潤橋の放水







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