188. シュリニヴァーサ・ラマヌジャンの誕生日 インドが生み出した天才数学者

 2009年12月22日掲載  2014年 3月 5日再掲


Wikipediaより部分引用

シュリニヴァーサ・ラマヌジャン(Srinivasa Aiyangar Ramanujan、1887年12月22日 - 1920年4月26日)はインドの数学者。極めて直感的、天才的な閃きにより「インドの魔術師」の異名を取った。



渡英後に発表した四十編の論文の他には、渡英前の数学的発見を記したノート三冊、帰国後に記された「失われたノートブック」が残っている。ただし、大学で系統的な数学教育を受けなかったため、彼は「証明」という概念を持っておらず、得た「定理」に関して彼なりの理由付けをするに留まっていた(寝ている間にナマギーリ女神が教えてくれた、など)。共同研究を行なっていたハーディも、彼の直感性を損ねることを恐れて証明を押し付けることは避け、朝ラマヌジャンが持ってきた半ダースもの「定理」を一日かけて改めて証明するという方法をとった。明確な証明を付けなかったことで、ラマヌジャンの業績は理解されにくいものとなった。彼が26歳までに発見した定理に関して、その後多くの数学者の協力で証明が行われたが、その作業が完了したのは1997年である。

ラマヌジャンの逸話として有名なものの一つに「タクシー数」がある。

1918年2月ごろ、ラマヌジャンは療養所に入っており、見舞いに来たハーディは次のようなことを言った。

「乗ってきたタクシーのナンバーは1729だった。さして特徴のない、つまらない数字だったよ」
これを聞いたラマヌジャンは、すぐさま次のように言った。

「そんなことはありません。とても興味深い数字です。それは2通りの2つの立方数の和で表せる最小の数です」
実は、1729は次のように表すことができる。

1729 = 123 + 13 = 103 + 93
すなわち、1729が「A=B3+C3=D3+E3」という形で表すことのできる最小の数であることを、ラマヌジャンは即座に指摘したのである。

※ 原文に注釈を
1729=12*12*12+1*1*1=10*10*10+9*9*9



高等教育を受けなかったインドの貧しい青年が、英国で理詰めではなくひらめきに基づき多くの数学の公式・定理を創造しえたこと。まさに彼は天才であったのだろう。Wikipediaからは一部のみを引用させていただいたので、詳細が知りたい方はWikipediaの原文を参照ください。





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