152. トーマス・エジソン  「天才は1%のひらめきと99%の汗」の真意

 2009年 5月29日掲載  2014年 3月 2日再掲


エジソンのこの言葉はよく引用されるが、1%のひらめきが重要と言われたり、ひらめきがあっても99%の努力がなければ、その発明は完成しないと言われたり、受け止め方は人それぞれである。

Wikipediaにはエジソンの真意がよくまとめられており、「 1%のひらめきさえあれば、99%の努力も苦にはならない」とあり、この意味するところはすばらしい。

ひらめきは前触れもなく突如としてやってくる。これは真実である。昨日まで解けなかった難問の答えが夢の中で示される。そのときの喜びは何とも言えない。しかしながら、夢の中で答えを得るためには普段から考え続けていることが重要である。

1%のひらめきさえあれば   → 人生において成し遂げたいことがあれば
99%の努力も苦にはならない → 死に物狂いで道を切り開いていける

Where there is a will, there is a way. : 意志あるところに道あり。

このエジソンの考え方は、広く人生に当てはまるのではないだろうか。


トーマス・エジソン(Wikipedia)
引用開始
「天才は1%のひらめきと99%の汗」の真意
 エジソンは自身を自然界のメッセージを受け取る受信機に例えるほどひらめきを重視していた。「天才は1%のひらめきと99%の汗」 (Genius is one percent inspiration and 99 percent perspiration.) という有名な発言がある。これは「インスピレイション」(ひらめき、霊感)と「パースピレイション」(発汗作用)が脚韻で、「パーセント」(百分率)と「パースピレイション」(発汗作用)が頭韻になった洒落であるが、努力の重要性を物語る発言として人口に膾炙している。
 しかし、本人が後年語ったところによると、「取材した若い記者は私の言葉を聞いて落胆したのか、大衆受けを狙ったのか、努力の美徳を強調するニュアンスに勝手に書き換えて発表してしまった」ものであった。
 実際は「1%のひらめきがなければ99%の努力は無駄である」との発言だった。言い換えれば、「1%のひらめきさえあれば、99%の努力も苦にはならない」ということである。それこそが、竹のフィラメントを発明するのに1万回失敗しても挫折せずに努力し続けるよう彼を支えたものであったと思われている。つまり、エジソンにはひらめきに裏付けられた確信があったのであろう。
 最高級のひらめきは突然やってきては一瞬のうちに消え去ってしまうものが多い。よいアイデアほど、自分の深層意識のより深いところからやってくるものであり、それが深ければ深いほど、表層意識では意識できないので、いとも簡単に忘れてしまうという。 エジソンは、ペンと紙を常時携帯し、思い浮かんだ瞬間には面倒くさがらずに書き留めていた。ちなみにアインシュタインもメモ魔として有名であった。
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未来を創るエジソン発想法
1 混迷の時代をどう乗り越えるか(正体を見抜けば、不況は克服できる;天才ベンチャーだから分かる「ビジネスの黄金鉄則」;逆境をチャンスに変える、発想の力;価値ある情報の見抜き方)
2 人生を果敢に切り拓くコツ(「考える力」で付加価値を生む;もっと幸福になる生き方;クリエイティブなOFF時間が、仕事力を倍増させる;人生の節目で、ますます熱くなれ)
3 先見力で、未来を創り出せ(創造的人材を生む教育;若者の使命;機械文明の本当の恩恵とは;チャレンジし続け、超科学に踏み出せ)

書籍 天才エジソンの秘密 母が教えた7つのルール
1 無条件の愛で包む
2 感性を磨く
3 知的好奇心を育てる
4 考えることを楽しむ
5 失敗は最高のレッスンである
6 ハンディキャップは特長になる
7 他人との交流を楽しむ




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