125. ノーベル賞に一番近い21人が米国調査会社より発表される うち3人が日本人 医学、化学、経済分野

 2010年 9月22日掲載  2014年 1月22日再掲


ノーベル賞に一番近い21人が米国の文献データ会社より発表された。日本人が3人含まれている。学術論文の引用回数(など)に基づいて、研究内容の重要度を決定しているらしい。話半分としても、iPS細胞を開発した山中伸弥先生の受賞は必ず近いうちに、ひょっとしたら今年に決定するかもしれない。日本の科学力を世界にアピールする絶好のチャンスとなることが期待される。

北川進先生は、分子を積み上げてジャングルジムを作り上げた。ジャングルジムの格子の間に気体分子が種類ごとに選択的に取り込まれるという語研究である。

ノーベル賞受賞者の発表は10月8日から。楽しみに結果を待ちたい。



毎日.jp 9月22日

ノーベル賞:「有力」21人 日本人は山中教授ら−−米社予測

 米文献データ会社「トムソン・ロイター」は21日、学術論文の引用回数などを基に、今年のノーベル賞が有力視される12テーマ21人を発表した。日本人では、医学生理学賞の山中伸弥・京都大教授(48)、化学賞の北川進・京都大教授(59)=同<中>、経済学賞の清滝信宏・米プリンストン大教授(55)=が含まれている。02年以降で計117人を選び、後に15人が実際に受賞した。

 山中教授はあらゆる組織や臓器の細胞になり再生医療に道を開く「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」を開発。北川教授は、ナノサイズ(ナノは10億分の1)のすきまのある物質を作る手法を開発し、有害物質の除去や次世代エネルギーとして期待される水素の貯蔵に道を開いた。また、清滝教授は「キヨタキ・ムーアモデル」と呼ばれる経済モデルを構築し、生産性下落の仕組み解明に貢献した。

 ノーベル賞は10月4日から順次発表される。




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