75. 報告・連絡・相談(報連相)ができれば仕事ができる 企業風土が活性化される

 2009年 2月 4日掲載  2014年 1月15日再掲


会社に勤める者にとっては、報告・連絡・相談(報連相)は基本中の基本です。

ホウレンソウと聞くと報連相ね! とすぐにわかり、またその内容も分かった気分になってしまいます。しかし、その報連相が出来なくて失敗することがいかに多いことか。私もいま胸に手を当てています。

さて、報告・連絡・相談は簡潔にまとめられています。ご確認ください。内容は、ホウレンソウの目的、報告、連絡、相談です。連絡は5W2Hを用いて的確に、とあります。

最近は成果主義で決められた自分のノルマを達成するのに汲々とし、報連相どころではないという、ギスギスとした空気が社内に流れていることもあるでしょう。しかし、結局は報連相を確実に実施し、協力的な関係が形作られれば、個人として、また会社として大きな仕事ができるようになるのです。

グローバリゼーションの進行により、多くの会社がCSRやISO9000、ISO14000、HACCP、日本版SOX法、REACHへの対応など、取り組まなければならない仕組みが次から次へと現れてきます。その実施には非常に次元の高いマネジメントが要求されます。

しかし、素晴らしいマネジメントシステムを取り入れたところで、それを運用するのは結局は人間であり、その人間が悪意をもって組織を運営すればこれらの仕組みはひとたまりもなく用を果たさなくなります。また、そうでないにしても、不正や不都合なことが行われた事実があとになって始めてわかることになります。

不正の起こらない会社、明るい会社、そして発展していく会社の礎は人です。会社の構成員である「人」をつなぎ合わせるのが「報連相」です。当たり前と考えていた「報連相」の意味合いを再度、深く考えてみることで、仕事への、また人間関係への新たな展開が生まれてくると考えます。




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